STがよく使用する言語機能という言葉。 私個人の意見だけど、「日本語能力」に近いと思う。 構音機能と日本語能力を合わせて言語機能と呼ぶSTもいる。 日本語能力を内言語、と呼ぶSTもいる。 どこかのお偉いさんが、そのへんの呼び方を統一してくれているの…
STとは何も関係ありませんが。 私の単なる持病の話。私は機能性ディスペプシアと診断されて1年ほど内服での治療を続けていました。 機能性ディスペプシアは上部症状と下部症状に分かれており、 私は子供のときから食べ過ぎた後などに、時々心窩部痛(ズキズ…
橋出血の方だった。 橋損傷で重度の末梢性顔面神経麻痺は約10年のST経験で、おそらくまだ一人しか経験したことがない。(脳腫瘍やオペ後は除く) 急性期、回復期と別の病院でリハを続けてこられた方。うちの通所リハビリに来られて初対面で衝撃をうけた。 口…
例えば当院で毎日リハビリをして、嚥下障害が少しは残るけど、トロミ無しまで回復しました、だけど、家に帰ったらほとんど運動や口の運動をしないため、退院後半年で誤嚥性肺炎になりました、 みたいなケースは多いと思う。 入院中はその食事形態で肺炎や窒…
大学で勉強している間も、臨床実習に出たときも、 国家試験に受かって回復期リハビリで働き始めた時も、リハビリして治せる、と思ってた。それは違った。 回復期リハビリに入院した脳外科疾患の患者様は、全員何かしらの後遺症が残ったまま退院される。 時々…
「病気をしたことはつらい。 でもこの病院に入院してよかった。」「病気が私を変えてくれた。 病気をした事でたくさんの出合いがあった。 病気をして良かった。」こんな言葉は非常に嬉しいとともに、 あなたと出会えてよかった、と 思って頂けるような職員で…
胃カメラを飲んだあとに麻酔が長時間効きすぎて、先生に言われた食事可能時間を守って食事をしたのに、重度の誤嚥性肺炎になった人がいた。それまでは、何の病気もない健康な70代の男性だ。胃カメラでの問題もなかった。うちの病院ではないので、詳細はわか…
夜間、寝ている間の唾液の不顕性誤嚥が多いというが、その評価方法は、無い。もしあるのなら、本気で教えてほしい。覚醒時、食べ物や飲み物の誤嚥、不顕性誤嚥があるかどうかはVF(嚥下造影)で検査できる。 が、 覚醒時の唾液の不顕性誤嚥は、おそらく検査…
ナースが食事形態を決める時は、やや攻め気味と思う。 つまりSTから見るとリスクがあると思っても、ナースはリスクはないと思っている。こんなケースは非常多い。 たまに若いナースだと、こちらから食べていいですよと言うと驚かれることもあるが、そういう…
我が子は3人とも赤ちゃんの頃から常に口が開いている。3歳頃から「おくち、ムーだよ」と注意してもなかなか治らず。 長女は小学生になっても開きっぱなしで、さらに、舌をやや出して喋るので、(機能性構音障害ぎみ)歯が押されて前歯がやや前に出てきてし…
できれば、STは字がきれいであってほしいと思う。。。字に自信がない方すみませんm(_ _)m私も決してきれいな方ではないんですが、 大きくきれいに書けるように努力はしてます。大人になっても、練習次第で字はきれいになります。 硬筆の練習のように、お手本…
STさんならピンとくるこの文。スピーチリハビリテーション2(廃版)に載っていて、 スピーチリハビリテーション5に再度載った文。私はすごく違和感があります。もっとしょうゆを足してほしい。 もっとしょうゆを足したい。 少ししょうゆを足した。ならまだし…
脳損傷による動眼神経麻痺の話です。基本的にSTにオーダーが来るのは構音や嚥下の障害がある方なのですが、目のリハビリもしたい、と言われることがあります。以前、視能訓練士に教わって、ST時間内に動眼神経麻痺に対する訓練も追加で少ししました。左動眼…
教科書に載ってる訓練をするのは当たり前。 でも、自分で考えた訓練を行うことも大事だと思う。 PT、OTに比べてSTは自分で訓練を考えることが少ないように思う。 自分で訓練を考えるには、基礎知識が確実にあることが前提だけど。 最近はどこの病院や施設で…
フルタイムで子育てと家事もする。 自分たち夫婦にできるのか? 私は子供が小さい時に情報を探しましたがあまりなく、具体的なイメージがわかなくて困っていました。 最近は女性も定年、またはそれ以上働く方が増えてきて、孫の世話までできない祖父母が多い…
子供向けの「おくすりのめたね」、成人向けの「らくらく服薬ゼリー」、どちらも龍角散から発売されています。この間軽〜中等度嚥下障害の方が、らくらく服薬ゼリーを持って来られていたので介助で使ってみました。その方はパーキンソン病で頸部の固縮がある…
私が言語聴覚士養成校に通っていた時はまだ、資格ができて15年くらいしか経っていなかった。それもあってか、講義で教えてもらえる内容が一部物足りなかった。特に構音、嚥下の訓練法に関しては全然物足りなかった。教えてもらった訓練法だけで、患者様の障…
私がSTになった頃は、言語聴覚士資格ができてまだ約10年でした。 まだまだ世間ではSTは不足していました。人気の病院を除いて、多くの病院、施設でSTを募集してるのに、見学や応募すら来ない。という状況でした。私も就職には全く困らず、就職氷河期なのに、…
モンペとは、以下ウィキペディアより。モンスターペアレント、またはモンスターペアレンツとは、学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味する。元小学校教諭の向山洋一が命名したと称する。略してモンペア、モンペともいう。だそうだが、…
「胸式呼吸より、腹式呼吸の方が大事ですから、腹式呼吸を練習しましょう。」そう言う人が多く、私もそれを信じていた一人です。元々腹式呼吸タイプの人と胸式呼吸タイプの人、両方のタイプの人がいます。私は元々完全な胸式呼吸タイプで、声が小さかったで…
私は元々心理学に興味がありました。でも臨床心理士の資格をとるには大学院まで出なければならない、なのに就職先も少ないし待遇も良くない。心理学を学んだあと、臨床心理士の資格を取らずに普通に文系卒として就職するのか? それも就職に困る! 私が高校…
言語聴覚士を目指している方、言語聴覚士という職業が気になっている方、言語聴覚士になろうか迷っている方、そんなあなたのお役に立てれば幸いです。言語聴覚士に向いている人ってどんな人でしょう?ズバリ! 「人と関わる事が好きな人」 これが一番重要☆そ…
STの訓練の進め方として 1,評価 2,プログラム考案 3,一定期間そのプログラムを実施 4,効果測定(評価)この繰り返しだと学校では習った。 例えば 1、自由会話 2、6択ポインティング 3,語頭音ヒント呼称 4,氏名のなぞり書き みたいな。実習でも細かく設…
脳卒中後の患者様限定の話になります。 客観的評価、主観的評価どちらでも問題は見当たらない。 でも患者様はとても喋りにくいと言う。喋りにくさの程度はさておき、時々遭遇します。私が考えるその原因は以下の2つ。①深部感覚、(表在感覚)の低下、または…
言語聴覚士としていつも、パパパ…タタタ…カカカ…と患者様に見本を提示します。 構音訓練としての2モーラ反復、人により3モーラ反復はスピリハ等を使用し、ほぼ必ず行っています。今日はデイサービス、デイケアの中で行う口腔体操の話であります。健常高齢者…
私は安倍総理大臣が好きでも嫌いでもないですが。 声はその人の印象を7割〜9割決めるとも言われていますし、発音が悪いと説得力がありません。 政治家としては、声、発音は非常に大事な要素になるでしょう。安倍総理大臣は、機能性構音障害だと私は考えてお…
今担当している、めちゃくちゃ元気な88歳の患者様がきっかけです。 認知機能がとても高く、私の主観的印象では60歳レベルではないかと。(ちゃんと評価しろよ)その人は趣味がたくさんあるんですが、そのうちのひとつがブログなんだそう。私も88歳になっても…