おばちゃん言語聴覚士のボケ予防日記

脳機能、認知症予防について興味津々なおばちゃん言語聴覚士です。急性期脳外科、通所リハビリを兼務してます。まだまだ勉強中の身ですが、一般向け、同業者向けの記事、育児、家事も書くかも。コメント大歓迎です☆

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

リハビリで治せるもんだと思ってた。

大学で勉強している間も、臨床実習に出たときも、 国家試験に受かって回復期リハビリで働き始めた時も、リハビリして治せる、と思ってた。それは違った。 回復期リハビリに入院した脳外科疾患の患者様は、全員何かしらの後遺症が残ったまま退院される。 時々…

入院して出会った人

「病気をしたことはつらい。 でもこの病院に入院してよかった。」「病気が私を変えてくれた。 病気をした事でたくさんの出合いがあった。 病気をして良かった。」こんな言葉は非常に嬉しいとともに、 あなたと出会えてよかった、と 思って頂けるような職員で…

胃カメラ後の誤嚥性肺炎から考える、長期入院による体力低下への対策は

胃カメラを飲んだあとに麻酔が長時間効きすぎて、先生に言われた食事可能時間を守って食事をしたのに、重度の誤嚥性肺炎になった人がいた。それまでは、何の病気もない健康な70代の男性だ。胃カメラでの問題もなかった。うちの病院ではないので、詳細はわか…

唾液の不顕性誤嚥の評価方法はあるか

夜間、寝ている間の唾液の不顕性誤嚥が多いというが、その評価方法は、無い。もしあるのなら、本気で教えてほしい。覚醒時、食べ物や飲み物の誤嚥、不顕性誤嚥があるかどうかはVF(嚥下造影)で検査できる。 が、 覚醒時の唾液の不顕性誤嚥は、おそらく検査…