おばちゃん言語聴覚士のボケ予防日記

脳機能、認知症予防について興味津々なおばちゃん言語聴覚士です。急性期脳外科、通所リハビリを兼務してます。まだまだ勉強中の身ですが、一般向け、同業者向けの記事、育児、家事も書くかも。コメント大歓迎です☆

2019-01-01から1年間の記事一覧

STなのに字が汚い

できれば、STは字がきれいであってほしいと思う。。。字に自信がない方すみませんm(_ _)m私も決してきれいな方ではないんですが、 大きくきれいに書けるように努力はしてます。大人になっても、練習次第で字はきれいになります。 硬筆の練習のように、お手本…

もっとしょうゆを足した

STさんならピンとくるこの文。スピーチリハビリテーション2(廃版)に載っていて、 スピーチリハビリテーション5に再度載った文。私はすごく違和感があります。もっとしょうゆを足してほしい。 もっとしょうゆを足したい。 少ししょうゆを足した。ならまだし…

動眼神経麻痺のリハビリ

脳損傷による動眼神経麻痺の話です。基本的にSTにオーダーが来るのは構音や嚥下の障害がある方なのですが、目のリハビリもしたい、と言われることがあります。以前、視能訓練士に教わって、ST時間内に動眼神経麻痺に対する訓練も追加で少ししました。左動眼…

自分で訓練を考える

教科書に載ってる訓練をするのは当たり前。 でも、自分で考えた訓練を行うことも大事だと思う。 PT、OTに比べてSTは自分で訓練を考えることが少ないように思う。 自分で訓練を考えるには、基礎知識が確実にあることが前提だけど。 最近はどこの病院や施設で…

フルタイム共働きで、祖父母の手を借りずに、子供3人を育てていけるか。

フルタイムで子育てと家事もする。 自分たち夫婦にできるのか? 私は子供が小さい時に情報を探しましたがあまりなく、具体的なイメージがわかなくて困っていました。 最近は女性も定年、またはそれ以上働く方が増えてきて、孫の世話までできない祖父母が多い…

おくすりのめたね、らくらく服薬ゼリーは意味がある?

子供向けの「おくすりのめたね」、成人向けの「らくらく服薬ゼリー」、どちらも龍角散から発売されています。この間軽〜中等度嚥下障害の方が、らくらく服薬ゼリーを持って来られていたので介助で使ってみました。その方はパーキンソン病で頸部の固縮がある…

私が学生の時に教わった構音訓練は、主には口腔体操と音読だけだった。

私が言語聴覚士養成校に通っていた時はまだ、資格ができて15年くらいしか経っていなかった。それもあってか、講義で教えてもらえる内容が一部物足りなかった。特に構音、嚥下の訓練法に関しては全然物足りなかった。教えてもらった訓練法だけで、患者様の障…

STも需要に供給が追いついてきた

私がSTになった頃は、言語聴覚士資格ができてまだ約10年でした。 まだまだ世間ではSTは不足していました。人気の病院を除いて、多くの病院、施設でSTを募集してるのに、見学や応募すら来ない。という状況でした。私も就職には全く困らず、就職氷河期なのに、…

モンペならぬモンスターファミリーが増えてきているように思う。。そして「リハビリで治してもらう」発言について

モンペとは、以下ウィキペディアより。モンスターペアレント、またはモンスターペアレンツとは、学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味する。元小学校教諭の向山洋一が命名したと称する。略してモンペア、モンペともいう。だそうだが、…

胸式呼吸より腹式呼吸の方が大事?いいえ!そんな事ありませんよ!

「胸式呼吸より、腹式呼吸の方が大事ですから、腹式呼吸を練習しましょう。」そう言う人が多く、私もそれを信じていた一人です。元々腹式呼吸タイプの人と胸式呼吸タイプの人、両方のタイプの人がいます。私は元々完全な胸式呼吸タイプで、声が小さかったで…

言語聴覚士を目指そうと思ったきっかけ。志望動機は大事?

私は元々心理学に興味がありました。でも臨床心理士の資格をとるには大学院まで出なければならない、なのに就職先も少ないし待遇も良くない。心理学を学んだあと、臨床心理士の資格を取らずに普通に文系卒として就職するのか? それも就職に困る! 私が高校…

言語聴覚士に向いている人は?適性は?〜実体験に基づいて考える〜

言語聴覚士を目指している方、言語聴覚士という職業が気になっている方、言語聴覚士になろうか迷っている方、そんなあなたのお役に立てれば幸いです。言語聴覚士に向いている人ってどんな人でしょう?ズバリ! 「人と関わる事が好きな人」 これが一番重要☆そ…

毎日同じプログラムで訓練

STの訓練の進め方として 1,評価 2,プログラム考案 3,一定期間そのプログラムを実施 4,効果測定(評価)この繰り返しだと学校では習った。 例えば 1、自由会話 2、6択ポインティング 3,語頭音ヒント呼称 4,氏名のなぞり書き みたいな。実習でも細かく設…

傍から見てて問題ないのに、患者様が喋りにくいと言う場合

脳卒中後の患者様限定の話になります。 客観的評価、主観的評価どちらでも問題は見当たらない。 でも患者様はとても喋りにくいと言う。喋りにくさの程度はさておき、時々遭遇します。私が考えるその原因は以下の2つ。①深部感覚、(表在感覚)の低下、または…

口腔体操でパタカ、ピチキと発音するのはナンセンス?

言語聴覚士としていつも、パパパ…タタタ…カカカ…と患者様に見本を提示します。 構音訓練としての2モーラ反復、人により3モーラ反復はスピリハ等を使用し、ほぼ必ず行っています。今日はデイサービス、デイケアの中で行う口腔体操の話であります。健常高齢者…

安倍総理大臣の滑舌の悪さ

私は安倍総理大臣が好きでも嫌いでもないですが。 声はその人の印象を7割〜9割決めるとも言われていますし、発音が悪いと説得力がありません。 政治家としては、声、発音は非常に大事な要素になるでしょう。安倍総理大臣は、機能性構音障害だと私は考えてお…

ブログを始めたきっかけ

今担当している、めちゃくちゃ元気な88歳の患者様がきっかけです。 認知機能がとても高く、私の主観的印象では60歳レベルではないかと。(ちゃんと評価しろよ)その人は趣味がたくさんあるんですが、そのうちのひとつがブログなんだそう。私も88歳になっても…