おばちゃん言語聴覚士のボケ予防日記

脳機能、認知症予防について興味津々なおばちゃん言語聴覚士です。急性期脳外科、通所リハビリを兼務してます。まだまだ勉強中の身ですが、一般向け、同業者向けの記事、育児、家事も書くかも。コメント大歓迎です☆

機能性ディスペプシアは誤診で、実は食物アレルギーだったという話

STとは何も関係ありませんが。
私の単なる持病の話。

私は機能性ディスペプシアと診断されて1年ほど内服での治療を続けていました。
機能性ディスペプシアは上部症状と下部症状に分かれており、
私は子供のときから食べ過ぎた後などに、時々心窩部痛(ズキズキ)はありました。
市販薬を頓服で飲む程度で内科にはかかっていませんでした。

それが1年ほど前から胃もたれ(下部症状)が加わりました。
市販薬はあまり効かず、内科にかかり始めました。
半年前に胃カメラもして、問題ないとのことで、機能性ディスペプシア確定となりました。

でも胃もたれは月日がたつごとに酷くなってきました。
仕事中も胃もたれが頭から離れないほど。
内科でもらってる薬もあまり効いていないように感じました。

休みの日も、お腹が痛くて寝てばかり、子供に遊びに行こうと言われても痛くて行けず、つらい日々でした。
そして内科にかかり始めて1年、とうとう胃もたれの正体がわかる時が来ました!

アジの南蛮漬けを食べた時に、口の中がピリピリ!しかもその後胃もたれどころではない腹部の激痛と嘔吐で2時間布団の中で丸まってました。
でもまだアレルギーとは気づかず、機能性ディスペプシアの症状と信じていた私(笑)

その1週間後、次はアジフライを食べた時に、口の中がピリピリして、やっとアレルギーだと気づきました!一口飲み込んでしまったため、家にあったアレロックをすぐ飲みました。それでも少しお腹が痛くなりました。

次に内科受診できるまで時間があり、うなぎを食べてしまい同じ症状。もう魚が全て怖くなり、魚を食べなくなりました。
内科でとりあえず血液検査して、鮭、マグロ、アジは+1の陽性。スギ花粉は強陽性と。
食物アレルギーは血液検査できっちり結果が現れず、食べた時の反応が全てだから、とりあえず魚全般はやめた方がいい、とのこと。

ただ、魚は元々大好きなので、食べられる魚があるかどうかや、アレルギー薬の相談で、専門の病院に紹介してくれることになりました。
現段階ではここまで。

そしてなんと、魚を全く食べなくなると、胃もたれが皆無なのです!
大好きな魚が食べられないつらさもありますが、あの胃もたれから開放されて本当に良かった。
なんとなく、上部症状である心窩部痛も頻度が減ってきているような気がする。

食物アレルギーは呼吸器症状、皮膚症状、消化器症状などがあり、私の場合は消化器症状だけだったということ。
頻繁に魚を食べていて、ほぼ常にお腹の調子が悪かったため、魚が原因とは全く想像もつきませんでした。
私の父が魚屋だったもんですから、子供の時から魚ばっかり食べてたんですよね。



タイトルでは大袈裟に誤診と書いてしまいましたが、
実は食物アレルギーだったなんて、医師も気づかなくて当然と思います。
でも今後は、機能性ディスペプシアの患者さんにがいたら食物アレルギーも視野に入れて、特定の食べ物が原因でないですか、と聞いてくださる先生が増えたら嬉しいです。

もともと機能性ディスペプシアの上部症状はあり、今でも時々あるので、軽い機能性ディスペプシアもあるのかもしれません。もうそんなことどうでもいいと思えるくらいに回復したんで、そこについては確認もしていません。ただ頓服でガスターはいちおもらってます。

私みたいに機能性ディスペプシアだと思っていたら、実は食物アレルギーだったっていう方、他にもいるのかもしれませんね。